当院における最新治療と水質管理について|足立区の人工透析、ファミリア透析クリニック北綾瀬駅前

 

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当院における最新治療と水質管理について

water quality management

当院における最新治療と水質管理について

water quality management

オンラインHDFについて

血液透析濾過(HDF)は血液透析(HD)と血液濾過(HF)のそれぞれの特徴である拡散(小分子量物質の除去に優れている)と濾過(低蛋白領域の物質の除去に優れている)それぞれの長所組み合わせた治療です。
オンラインHDFは透析液の一部を補液として利用し、大量の濾過を行うことで低蛋白領域の物質(β2-ミクログロブリンやα1-ミクログロブリン)を積極的に除去していきます。
積極的に除去していくことで掻痒症、肩関節痛、下肢のムズムズやイライラ感の軽減、貧血の改善、栄養状態の改善等が期待されます。
また透析液をそのまま補充液に使用するため厳重な水質管理をしなければなりません。当院では透析液を作成する段階から清浄化をおこなっております。

I - H D Fについて

間歇補液療法(I-HDF)とは透析中に専用の回路を通じて一定時間毎に自動的に透析液を全身投与する治療です。定期的な透析液の投与は透析膜の洗浄効果があり、透析中の透析膜の高いパフォーマンスを維持することが可能とします。
当院では30分に1回、100~200mL補液しています。透析液は全身に投与しても問題がないように当院にて厳格な水質管理を行い、これを実現しております。投与分は除水を行うため、患者さんにとって不安な補液に伴う体重増加もありません。当院では栄養低下のある方や高齢者の方にはこの最新の治療法を積極的に行なっております。

長時間透析について

長時間透析とは週18時間以上(週3回であれば1回6時間以上)の透析を行う治療法です。一般的な週3回4時間の透析から時間をさらに延長することで、より多くの毒素を体内から除去することができ、また時間当たりの除水量が減ることにより、透析中の血圧低下や帰宅後の倦怠感の改善が期待できます。デメリットとしては拘束時間が増えることがありますが、食事制限が大幅に緩和されることによるストレスからの解放、リン吸着薬や降圧薬の減量、貧血の改善等メリットも多い治療法です。当院ではそれより短い5時間の透析も対応しております。

透析液清浄化への取り組み

当院では日本臨床工学技士会が定める透析液清浄化ガイドラインや日本透析医学会が定める水質基準よりもさらに厳しい基準で水質管理を行っております。
2021年1月の開院当初より最上流の水処理装置から末端の配管までシステムを構築、各所にエンドトキシンカットフィルターを使用し、臨床工学技士による定期的なエンドトキシン測定と生菌検査を施行しており「高度に清浄化された(ウルトラピュア)透析液」を維持提供しております。

生菌数 ET活性値
当院 0.01 CFU/ml未満 0.001 EU/ml
透析液水質
日本透析医学会
水質基準
透析用水 100 CFU/ml未満 0.05 EU/ml未満
標準透析液 100 CFU/ml未満 0.05 EU/ml未満
超純水透析液 0.1 CFU/ml未満 0.001 EU/ml未満

当院で行う血液検査とその目標値について

当院ではガイドラインに則り表の値を目標に管理しております。ライフスタイルや患者さんの希望を考慮しながら、かつ生命予後が最も良くなるよう定期的に採血を行い、しっかりと管理しています。

当院で行う血液検査とその目標値について