PTA/VAIVT
pta/vaivt
透析患者さんにとってブラッドアクセストラブルは避けられない大きな悩みです。
シャントは日々の使用で傷んでくることがあります。
理由は元々の血管が細いこと、透析の際シャントを流れる高血流からの血管への負荷、穿刺の影響、リンの高値や高血圧の不適切な管理による血管の石灰化などさまざまです。
これらの原因でシャントが劣化し、流れる血流の量が減少すると、最終的には透析ができなくなります。
そのため風船が先端についているカテーテルを用い、シャント狭くなった部位を血管の内側から押し広げる治療(PTA/VAIVT)が必要となります。
当院では近隣の提携している血管専門クリニックへのご紹介も行っておりますが、自施設での治療も行っております。
当施設ではエコー(コニカミノルタ SONIMAGI MX1α:写真)用いで治療を行います。
造影剤を使用しない方法でありアレルギー反応の可能性が低いこと、放射線を用いないため被爆がないことが利点として挙げられます。
また、治療の際に用いるシースという器具をそのまま残すことで、治療後当院にてそのまま透析を受けていただくことも可能です。
高齢の方で近隣のクリニックへの通院が困難な方や、同伴するご家族の通院に伴う送迎負担が大きい、仕事が忙しく時間が取れない方にお勧めしております。