内科
当院は生活習慣病の管理を行っております。生活習慣病とはその名の通り、普段の生活習慣が発症の原因に大きく関与していると考えられる疾患のことを指します。生活習慣病の進行は動脈効果を引き起こし、脳血管や心臓の血管である冠動脈などの生命に大きく関係する血管や臓器に悪影響を及ぼします。結果、最終的には脳卒中(脳梗塞、脳出血)や心筋梗塞を引き起こします。また、これらの疾患は腎不全の発症や悪化の原因にもなるため当院は生活習慣病の治療に力を入れております。
生活習慣病は無症状のことが多いため、気づかない間に進行しているケースが目立ちます。特に血圧やコレステロール(LDL-col)、中性脂肪(TG)、尿酸(UA)、クレアチニン(Cre)、糖化ヘモグロビン(HbA1c)等が検診等で高値と指摘された際は是非一度当院にご相談ください。
主な生活習慣病
- 高血圧症
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 高尿酸血症
- 骨粗鬆症
- 慢性腎臓病
腎臓内科
当院では維持透析だけでなく、透析導入を未然に防ぐため慢性腎不全の治療も行っております。腎臓の病気は初期症状に乏しく、自覚症状を感じないまま進行することがあり、いつの間にか腎不全に陥ってしまっていることも多々あります。適切な検査を行い、早期に異常を発見し、早期に治療を開始することができれば腎不全の発症や進行を抑えることができます。一方腎不全がある程度進行した方でも、適切な管理を行えば、進行を穏やかにすることができ、透析を回避することも不可能では有りません。腎臓専門医がきめ細やかに管理しますので是非お任せください。
また生活習慣病に因らない腎不全の原因となる慢性腎炎等の多くは、検診での尿潜血陽性、尿蛋白陽性から発覚します。特に尿潜血と蛋白が同時に陽性の場合はクリニックではなく専門科を有する病院にて入院精査を行う必要性があるケースも考えられます。当院は東京女子医科大学病院を始めとした精査可能な病院とも連携しておりますので、いきなり大病院にかかるのは不安と考える方はまずは当院にご相談ください。当院で検査を行い、必要と判断した際は当院から適切な医療機関にご紹介いたします。
下記に該当した場合は当院への受診を是非ご検討ください。
- eGFR:60ml/min/1.73㎡ 以下
- 血清Cre(クレアチニン):
男性1.0ml/dl 女性 0.8mg/d 以上
- 尿検査にて潜血または蛋白が陽性(特に同時陽性であれば是非ご相談ください)
- 健康診断で腎臓の機能が悪いと言われた
糖尿病内科
糖尿病の治療目標は主に合併症の予防にあります。合併症は神経(糖尿病性神経障害)・眼(糖尿病性網膜症)・腎(糖尿病性腎症)が3大合併症とされ、その他に心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病性足壊疽が挙げられます。人工透析に至る腎不全の原因の第一位は2022年現在、糖尿病による腎障害です。糖尿病による腎不全は他疾患が原因の腎不全と比較し透析に至る確率が高いとされます。腎障害は長期間糖尿病を放置した結果起こるものであり、当院は適切な血糖管理を行うことにより合併症予防、特に腎障害の発症予防に力を入れています。
糖尿病は1型と2型に大別され、2型糖尿病は生活習慣の乱れ(肥満・過食・運動不足・ストレス等)が大きく関わっています。同疾患は膵臓からのインスリンの分泌低下や、インスリンの働きを減弱させる物質の増加によって、インスリン作用が低下することが原因とされています。
治療として食事療法、運動療法、薬物療法(内服・インスリン・インクレチン関連薬)があり、ライフスタイルが大きく影響する疾患のため、患者さんと相談しながら治療を進めていきます。
当院ではスマートフォンや専用の測定器にて24時間の血糖管理を可能にする持続血糖測定器(CGM)の使用や、管理栄養士による栄養指導も行っており、患者さんの生活をしっかりと支えていきます。1型糖尿病、インスリン導入後の方の管理や検診結果の異常値のご相談も対応しておりますので気軽にご相談ください。
下記に該当した場合は当院への受診を是非ご検討ください。
- HbA1cが6.5% 以上
- 血糖値が126mg/dl(早朝空腹時)または200mg/dl(空腹時を除いた時) 以上
- 尿検査で糖の項目が陽性
- 強い喉の渇き、急激な体重減少等の糖尿病を思わせる症状がある
睡眠時無呼吸症候郡(SAS)外来
これらの症状はありませんか。
- いびきが大きい、または家族に指摘される
- 寝た気がしない、熟睡感がない
- 日中の眠気が強い
- 夜中に苦しくて目が覚める
- 肥満がある
肥満等が原因で睡眠中に気道が閉塞されるとこのような症状が起こり、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。この疾患に罹ると早朝の高血圧や心不全、脳梗塞を引き起こす可能性があり日常生活に大きな影響を及ぼします。
当院では自宅でできる簡易検査を行なっております。検査にて重症と診断された際にはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure: 経鼻的持続陽圧呼吸療法)の使用も推奨しており、機器のレンタル等も含め全て保険診療で対応しております。
肥満が原因のことも多く、軽症の方には栄養指導等を含めた包括的な治療を行います。
*転居等の理由で通院先に困っている方もお気軽にご相談ください。
*睡眠時ポリグラフィーは一晩の入院が必要な検査につき、当院では対応しておりません。簡易検査にて診断がつかない場合は近隣医療機関にご紹介させていただきます。
*睡眠時無呼吸症候群についてのご相談や診察は、当面月曜日のみとさせて頂きます。